【ゴルフ原理原則シリーズ】 振り子とグリップ Vol.5 グリップの本質(右手偏)[その2]
はじめに
ゴルフ原理原則シリーズ「振り子とグリップ」の第5回のテーマは、「グリップの本質(右手偏)」前回の続きです。
原理原則の観点で言うと、フックグリップでもウィークグリップでもスタンダードなグリップでも、いずれのグリップでも名プレーヤーは世界中にいますので、グリップの形は、究極、どうでも良い(本質ではない)ということになります。クラブとの接点であるグリップは、何が本質であり大切なのかをお話します。
前回、右手でクラブを振りながら(運動をおこしながら)、自分のグリップ(どの指と指でどのくらいの強さで握る)を探してゆくことが、グリップを本質的に考えることになるとお伝えしました。
今回は、振り子運動に相性の良い右手のグリップと、どうのような練習をすればよいのかについて、お話します。
動画はいずれも、East Golf Schoolの高野コーチに提供いただいております。
イメージを捉えていただくため、動画の音声はありません。
ベアリング状態を作りだす右手グリップについて
グリップは、何でも良いといいつつ、多くの人にとって、以下の2つ要素は取り入れた方が、ベアリング状態を作り易いのでご紹介します。
フィンガーグリップ
多くの人は、振り子運動のベアリング状態(柔らかい手首)を作るには、フィンガーで握った方がヒンジグがやり易くなり、手首の柔らかさをイメージしやすくなります。
また、解剖学的に言うと、手首を甲側に折った場合に指は曲がってしまう人体構造があり、この構造を利用しクラブを指で支えるフィンガーグリップと相性が良いです。
また、指の付け根当たりの、虫様筋という敏感な筋肉のセンサーを使うことができるので、手のひらで握るより指先で握った方が、より思った動きがとりやすい。
手のひらに張りを持たせる
トップの前後でクラブを右手のフィンガーで支えるためには、右手の手の平に張りが必要です。手の平を張ることで、指が曲がりクラブを指に引っかけて支えることができる。トップで右手の人差指、中指、薬指の3本で、引っかけて支えることで、ダウンでも手首を柔らかく使い、ベアリング状態を作り出し易くなります。
練習方法
右手3本で、支えてベアリング状態を感じられる、練習方法を紹介します。
トップまで右手3本で支えバックスイングし、ダウン以降もそのまま指3本に引っかけてスイングし、フィニッシュでも右手3本で支える、これの連続、ぶらーん・ぶらーん素振りをする。
最初は、難しいと思いますが、トライしてみてください。やっているとコツが分かってくると思います。
まとめ
グリップは、形よりも、手首を柔らかく使い、手を中心になめらかにクラブヘッドを動かせるグリップになっているかがポイントとなる。
右手が良いグリップになっているかは、上記動画のように、右手3本エクササイズで確認する。
最終的には、左手が入ると急に難しくなるが、両手の場合も、この右手の動きができるよう練習する。
次回予告
次回は、「右手に対しての左手の役割と振り子」について、お話します。
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